JX金属(5016)徹底分析|半導体材料×循環型素材の本命か?(2026年1月16日時点)

日本株

今週の東京市場で売買代金上位に浮上した注目銘柄
JX金属(5016) について、最新データをもとに中長期投資・短期トレードの両面から徹底分析する。

同社は2025年3月に上場したばかりの新興大型株であり、
「半導体材料 × 非鉄金属 × リサイクル」というグローバルテーマを内包した素材企業である。


【1】直近の株価と推移

株価データ(2026年1月16日時点)

項目数値
現在株価2,609円
1か月騰落率+7.6%
3か月騰落率約 +20%(上場後高値圏推移)
1年騰落率+209%(上場後)

チャート傾向

  • 上場後から一貫して右肩上がりの上昇トレンド
  • 直近は高値圏での揉み合い
  • 押し目は浅く、需給主導で大きく振れやすい局面

【2】過去5年の業績推移(実質3期分)

※2025年3月上場のため、IFRSベースで確認可能な直近3期を掲載。

セグメント売上・営業利益(IFRS)

年度売上高営業利益
2023/3期約1.7兆円約842億円
2024/3期約1.4兆円約1,012億円
2025/3期約0.9兆円約1,247億円

EPS推移

年度EPS
2025/3期173円
2026/3期(会社予想)85円

トレンド評価

  • 市況・半導体サイクルにより売上は変動
  • 利益率は上昇傾向(高付加価値材料の寄与)
  • 利益体質は年々強化されている

【3】財務状態

キャッシュフロー推移

年度営業CF投資CF財務CF現金残高
2023/3期+362億-712億+513億580億
2024/3期+384億+902億-1,543億367億
2025/3期+2,154億-221億-1,722億583億

財務評価

  • 営業CFが大幅増加(収益力強化)
  • 投資と還元を両立する健全財務
  • 流動性は十分確保

➡ 財務安全性:高評価

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【4】事業セグメント別構成

2025年3月期 セグメント別業績

セグメント売上営業利益利益率
情報通信材料2,609億251億9.6%
基礎材料3,000億745億24.5%
半導体材料1,474億267億18.1%
その他25億-16億赤字

事業構造

  • 半導体材料:高付加価値・高利益率の成長ドライバー
  • 基礎材料:市況連動型の収益エンジン
  • 情報通信材料:中長期成長分野

【5】競合比較

企業売上規模営業利益特徴
JX金属約1兆円規模約1,200億円半導体材料×非鉄金属
三井金属7,123億円747億円電子材料大手
DOWA6,786億円322億円環境・リサイクル
Umicore(欧州)約5兆円約800億円循環型素材
Aurubis(欧州)約3兆円約500億円銅製錬最大手

競争優位性

  • 半導体材料の高採算体質
  • リサイクル×循環型テーマで世界水準
  • 日本の非鉄素材技術の集大成

【6】成長ドライバー

  • 半導体投資回復(先端ロジック・AI半導体)
  • データセンター・通信インフラ拡張
  • 脱炭素・循環型素材(リサイクル規制強化)
  • EV・次世代電池材料

➡ 世界的なメガトレンドを内包する企業

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【7】株価の割安性

指標数値
PER約30倍
PBR約3.8倍
配当利回り約0.8%

評価

  • 成長プレミアム込みの高評価水準
  • すでに成長期待を織り込んだ株価
  • バリュー株ではなく「成長テーマ株」

【8】アナリスト評価

項目内容
レーティング買い優勢
平均目標株価約1,988円
現在株価乖離-23%

➡ すでに目標株価を上回る水準
➡ 期待先行の色合いが強い局面


【9】主要リスク

リスク内容影響度
市況変動銅・貴金属価格
半導体投資減速在庫調整
業績変動セグメント構成変化
高バリュエーション調整リスク
ESG規制環境コスト

【10】3〜5年シナリオ

シナリオ株価レンジ前提
強気2,800〜3,500円半導体回復+循環型評価
中立2,100〜2,900円市況横ばい
弱気1,400〜2,100円半導体減速

【11】長期投資判断

結論:見送り寄り(押し目待ち)

理由:

  • 株価はすでに目標株価を上回る
  • 業績は市況とサイクル依存度が高い
  • ただし構造的な競争力は非常に高い

【12】短期トレード視点(1〜3か月)

  • ボラティリティ高水準
  • 材料でギャップアップ・ダウンしやすい
  • 決算・半導体投資動向がカタリスト

【13】投資戦略(ミドルリスク型)

押し目買いゾーン

  • 第1ゾーン:2,300〜2,450円
  • 第2ゾーン:1,900〜2,050円

利確目標

  • 2,800円
  • 3,000円超(強トレンド時)

撤退ライン

  • 2,150円割れ
  • 1,750円割れ

【14】総合評価

⭐ 総合評価:6.5 / 10 点

半導体材料×循環型素材という世界的成長テーマを内包した日本を代表する素材企業。
ただし足元株価は期待先行で割高圏にあり、長期投資は押し目待ちが合理的。


免責事項

本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の金融商品の売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任において行ってください。市場環境や企業業績は常に変動します。最新の情報をご確認の上、ご自身の投資方針に沿ってご判断ください。

※本記事にはアフィリエイト広告が含まれています。


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